歌聴クブログ@遥

日本語以外の歌詞の歌を紹介するブログです

Scarborough Fair

今回は古い歌の和訳でも出してみようかと思います。
Scarborough Fairという歌で、色々な歌手の方が歌っている有名な歌です。

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私は中学生の時に授業で「好きな英語の歌を和訳して発表する」というお題を出された時に調べに調べた歌でして、すごく思い入れがある歌です。
解釈は色々あるのですが、今回は私なりの和訳&意味解説を読んでいっていただければと思います。


(君、スカボロフェアに行くのかい)
Are you going to Scarborough Fair ?
(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(そこに住んでいる私を覚えているとある人によろしく言ってくれ)
Remember me to one who lives there
(彼女はかつて私の唯一愛した人だ)
She once was a true love of mine

(彼女に伝えてくれ、縫い目の無いシャツを作るようにと)
Tell her to make me a cambric shirt
(-深緑の森の丘の側で)
-On the side of a hill in the deep forest green
(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(-雪に覆われた大地でスズメを辿って)
-Tracing a sparrow on snow-crested ground
(縫い目も針仕事も存在しない)
Without no seams nor needlework
(-山の子の毛布と寝具で)
-Blankets and bedclothes the child of the mountain
(そうすれば、彼女は私の最愛になる)
Then she'll be a true love of mine
(-明るい目覚ましに築かず眠って)
-Sleeps unaware of the clarion call

(彼女に伝えてくれ、1エーカーの私の土地を見つけるようにと)
Tell her to find me an acre of land
(-葉が散った丘の脇で)
-On the side of a hill, a sprinkling of leaves
(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(-銀の涙で墓を洗って)
-Washes the grave with silvery tears
(塩水と海の間で)
Between salt water and the sea strands
(-1人の戦士が銃を綺麗にして)
-A soldier cleans and polishes a gun
(そうすれば、彼女は私の最愛になる)
Then she'll be a true love of mine

(彼女に伝えてくれ、革でできた鎌で刈り取りをするようにと)
Tell her to reap it in a sickle of leather
(-戦争の風、緋色の大隊が燃えている)
-War bellows, blazing in scarlet battalions
(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(-将軍が兵士に殺害することを命令する)
-Generals order their soldiers to kill
(そして、それを全てヘザーの束に集めて)
And gather it all in a bunch of heather
(そして、忘れられた大義のため戦う)
And to fight for a cause they've long ago forgotten
(そうすれば、彼女は私の最愛になる)
Then she'll be a true love of mine

(君、スカボロフェアに行くのかい)
Are you going to Scarborough Fair ?
(パセリ、セージ、ローズマリー、タイム)
Parsley, sage, rosemary and thyme
(そこに住んでいる私を覚えているとある人によろしく言ってくれ)
Remember me to one who lives there
(彼女はかつて私の唯一愛した人だ)
She once was a true love of mine


意味が分からないと一蹴するか、状況を想像して涙を流すか、人によって色々な捉え方がある歌です。
歌詞も人によって変わりますし、イメージの仕方によって色々な解釈ができますからね。
しかし私はその中の一つに一番納得できたので、それを書かせていただきます(必ずしも正解ではないと思うので、ご了承ください)

この歌は反戦歌を元に作られた歌です。そこから私が想像したのは男が故郷に恋人を残して戦争に赴き、そこで死に幽霊になってしまった説です。

他人のような相手に対して最愛の人への伝言を頼むなんて不確かなことは普通ならやらないと思います。
しかしそうしなければならないのは、自分自身は故郷に戻れず、恋人に会うこともできず、手紙を出すことすらできない理由があるから。
そして「縫い目の無いシャツ作れ。そうしたら真の愛になる」と言うのは「自分と貴女が一緒になることはもうできない」という、戦死して永遠の離別を知らせるための隠れたメッセージだから。

・・・と思ったらこの内容も意味不明なものではなく納得できるものになるのではないでしょうか。

ついでにパセリ、セージ、ローズマリー、タイムは全て魔よけ効果がある香草です。これも幽霊を遠ざける説や旅の安全を願う説などあるのですが、旅人が幽霊の浄化を願うために、幽霊が旅人に無事恋人の所にたどり着けるよう案じる両方の言葉だとしたらすごく綺麗だな、と私は思っています。

このように色々と考察できる所がスカボロフェアという歌の魅力です。是非1つの説に捉われることなくそれぞれ考察していただきたいなと思います。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。


参考


Scarborough Fair

Scarborough Fair / Canticle

Scarborough Fair / Canticle

  • 発売日: 2019/05/24
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